歩み・歴史
このページを作成するのかは非常に迷いましたが、どのような会社、お店にも歩みや歴史があり、また我々も懐かしむ事、失敗や成功の再確認、新しくスタッフを迎えた時に、どのようにして「今」があるのか…を感じていただければ嬉しいので、制作に至りました。ただ、一番の目的は観覧者様・お客様が「疾風ホルモン」を知っていただく事でより一層、興味を持ってもらい、ご来店の際に美味しさが増すスパイスになれば幸いです。
多くの悔しい失敗を重ね、分かち合う成功を喜び、それらを共有できるスタッフとお客様の笑顔が一歩、また一歩と背中を押してくれています。心より感謝いたします。
初著書 2022年1月のため、記憶の限りで書き留めます。画像は古いものも多く、画質が一部、見難いのもございます。長文が多いので、ゆっくりお茶やコーヒーと共に時間のある時にお読みください。一部、気分を害する表現や画像があるかもしれません。ご了承ください。
石垣牛ホルモン餃子(閉店)
2014年8月1日オープン
『疾風ホルモン』の賄いとして誕生した、ホルモン餃子。その人気と中毒性は従業員だけにとどまらず、一部の常連客からも絶大な支持を受け、焼肉店にもかかわらず商品化の声が相次いだ事で「石垣牛ホルモン餃子」として、宜野湾市大山にオープン。
餅粉やきな粉などをブレンドした皮、石垣牛ホルモンをはじめ、国産豚や国産野菜などにこだわったジューシーな種、将来的にはテイクアウトや通販なども視野に入れ、大きく四角い形状の揚げ焼き餃子という目新しさで注目を集めたが、お客様に受け入れられる事は難しかった。
途中から普通の皮の餃子や、ラーメンや空揚げやカレーなど、迷走状態に陥いる。赤字が膨れ上がり、会社へのダメージは相当なもので、2016年1月末に閉店いたしました。やがていつかは…っと粘ってしまった事で疾風ホルモンの利益を相殺してしまったのは恥ずべき行為だったと、反省と同時に大きな経験となりました。辛抱強く、続けさせてくれた社長に感謝しております。
そして、我が社は薄利多売をモデルケースにした商売を今後ともチャレンジしないと心に誓いました。飲食店でも合う合わないが存在します。疲労困憊になる上に見合った売り上げを出せず、会社やスタッフに対してのリターンが見込めない。原因は「こだわり」が強すぎたから、いい意味での原価率下げたり、作業の簡素化に取り組むのがヘタクソだった事も大きいと思います。今もたまに食べたいというお声をいただける事が唯一の救いです。
Cuisson de La viande(閉店)
2015年2月20日オープン
『疾風ホルモン』の枠を超えて、将来の目標であった、肉コースオンリーのお店をオープン。10席カウンターのみ。予算はお一人様15000円でコース時間は約2時間半。大人のお店をコンセプトにしており、中学生未満の方の入店をお断り。エリアは久茂地でもマンションの二階。扉は二重で鍵もかかっており、お客様の居心地や感動、体験を提供。
儲ける為のお店ではなく、使いたいものを使い、やりたい仕事をし、それを求めるお客にのみ提供する。誰でも彼でもいいから来てください。お金儲けさせてください。という主旨とは全く違う次元で存在していきたい。その為の疾風ホルモンであり、その為の会社組織である。
牛肉に限らず、様々なお肉にチャレンジできたことも大きかったと思います。ここで研究したことが後々の精肉店の加工商品や「疾風ホルモン頂」に生きています。
2019年6月6日に閉店。閉店は1年以上前に決定していた事であり、お客様にはお伝えしていましたが最後はコロナの自粛と重なり変な感じのままそっとクローズしたのが非常に残念でした。
ただ当初3年限定でやるつもりだった店が何だかんだで5年以上も続けられ、面白くもユニークな肉料理を提供し続けれた事を誇りに思いますし、またお店を預かってくれた下地シェフや応援してくださったお客様にも感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。