
疾風ホルモンのこだわり
最高の焼肉店とは、[最高のパサー]である事。
私どもは日々こう思っております。
他の飲食店と違って自分でシュートを打てない焼肉という料理
だからこそ、完璧なアシストをしたい。
どの様な形でパスを出せば最高の形となり得るのか?
ブランド牛か?
等級か?
新鮮さか?
肉の厚さや大きさか?
タレか?
『肉の熟成管理と包丁の進入角度』だと。
私どもは一番にこう考えます。

おかげさまで疾風ホルモンは10周年を迎えました。
これからも15、20周年と迎えられるよう
頑張っていきます。
インターネットが当たり前の時代、修行をしなくても肉のカットやタレの製造など検索すればすぐに見つけられ、
誰でも簡単に肉を仕入れられて、また最近では塊からおろさなくても良いように
グルムキ商品や柵取り商品なども普通に出回っています。
つまり焼肉店とは誰でも簡単に高級肉を仕入れられて、包丁で一口大に切ればそれなりに美味しく仕上がるのです。
価格も大手と個人店の間でそこまでべらぼうな差がつきません。
タレに自信が無ければ塩で食べさせれば良いのです。
この様に焼肉店は本当に誰でも出来るのです。
しかし、次々と新しい焼肉店が生まれる一方で、クローズしていく店も後を絶ちません。
飲食店は10年生存率が5〜10%と呼ばれる厳しい世界。
何故お客様に焼いてもらうだけの飲食店にそこまで差が出るのでしょうか?
良い肉を切って出せばどこも同じじゃないのでしょうか?
この最も単純で、最も厳しい世界で10年間闘ってこれた疾風ホルモンの秘密を是非お客様自身で感じて下さい。
疾風ホルモンのこだわり
10年前、那覇市に店を構えた当初、A5ランクという言葉を知る人間はごくわずか。
『カルビないの?みすじって何?』『ロースがなぜこんなに霜降ってるの?』と
長い間変な店扱いされてきました。。
テレビやsnsの影響もあり、牛肉の等級や部位の種類は徐々に広がりを見せます。
その後も熟成だ、赤身だ、厚切りだと肉のブームが来る度に、お客様の知識もより
深いものへとなりました。それが私どもは楽しくて仕方がありません。しかし、
一方で寂しく感じる時もあります。肉の柔らかさや味などを評価する人がたくさん
いる中で、肉の香りについて評価する人があまりにも少ないのです。
私どもはスタッフ9人中、ソムリエ2名、酒ディプロマ2名、利酒師1名と『香り』
に対してすごく敏感な集団であると思います。
お酒に関してだけではなく、肉の香りも大切にしています。
肉の熟成香、焼いた時のメイラード香の変化など常に意識し分析しています。
肉の水分量に対して、この温度でこの室温ならおそらく。。。
もう長くなりそうなので止めます笑
